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訪問看護師に転職したい!ステーション選びに失敗しない方法を伝授!

訪問看護師に転職したい!ステーション選びに失敗しない方法を伝授!

今まで、病棟で働いていたけれども訪問看護師に転職したいという方もいるでしょう。

また、訪問看護師として働いているけれども、ステーション選びに失敗して他の職場を探しているという方もいるかもしれません。

今回は、実際に働いてみてこんなはずじゃなかった・・・とならないようにするための、失敗しないステーション選びの方法をご紹介していきます。

1.オンコール体制について確認

訪問看護ステーションの多くで取り入れているのが、オンコール体制です。

5年前はじめて就職した訪問看護ステーションでは、オンコールを取り入れていませんでした。

しかし、どこもオンコール体制を取り入れているのに、そのステーションだけ取り入れていないというのは、経営的にもデメリットになるため、私が就職してからすぐに取り入れ始めました。

したがって、いまではオンコールのない訪問看護ステーションはないと思っておいた方が、いいでしょう。特に常勤で働く場合は、オンコールが持てないと厳しいかもしれません。

また、このオンコール体制については、事業所によってやり方もオンコールを持った時の手当が全く違います。

1週間ごとにもつスタイルだったり、シフト制のように持ちたい日や持てる日にオンコールを持つなど様々です。

手当も、1,000円〜4,000円と幅があります。

出動になったときの出動手当についても、事業所によって違います。

オンコールをどのような体制でまわしているのか、確認が必要です。

2.休日の日数

休日については、病院勤務でも訪問看護でも確認しておきたいところです。

訪問看護ステーションでは提供するサービスの理念や運営法人の規定等により、年間休日数は異なります。

このとき、休日を見極める日数としては、110日以上あるといいでしょう。

ただ、110日では普通にお休みが取れる程度の日数です。

訪問看護師に転職しようと考えている方の中には、育児との両立で余裕をもって家族との時間も大切にしながら働きたいという方も多いでしょう。

その場合は、120日程度あるステーションの方が安心です。

3.ステーションの規模について確認

訪問看護の場合、ステーションの規模によっても忙しさが変わってくる傾向にあります。

まず小規模の場合です。

小規模の訪問看護の場合、ご利用者数に合わせて少人数で運営をしている事が少なくありません。

この場合、全員がフル稼働している時には問題ないですが、ひとり休んでしまうと他のスタッフにその分の訪問もお願いしなくてはいけない場合もあります。

そして、ひとりの負担が大きくなってしまうことに繋がる場合が多いです。

子どもの急病などで休みが多くなってしまう、ママさんナースなどは規模なども注意が必要です。面接時には、子育てに理解を示していても、実際に休みが増えてくると他の方の負担が大きくなり、不満へとつながるケースも少なくありません。

小規模の訪問看護ステーションの場合は、ひとりが休んだ時にどのように訪問をまわしていくかもイメージして、ムリなく働ける環境を選べるといいでしょう。

また、ステーションの規模と同時に、医療法人か、民間の株式会社かも大事です。

医療法人の場合、給与や福利厚生は大元の病院の看護師と同じように扱われるところが多いです。

したがって、ある程度の待遇などもしっかりしているでしょう。

また、医療法人のメリットは医師との連携も取りやすいところがあります。

株式会社の場合は、医療法人よりも経営面も見えてきやすいので、訪問看護の経営について知りたい方にはおすすめです。

また、医療法人では医療度が高い利用者さんが多いのに比べて、株式会社では比較的落ち着いた方を見ていくことの方が多いでしょう。

ただ、株式会社の訪問看護ステーションでも、全く医療度の高い方が来ないわけではないので、先入観は持たずに就職していくことが必要です。

4.利用者さんはどのような方が多いかを確認

訪問看護ステーションは、さまざまな疾患の人を見ているというイメージがあります。

しかし、その中でもステーションごとに得意とする分野をもって運営しています。

その例としては、小児を得意としているステーションや、精神科を得意としているステーションが挙げられます。

私がはじめに就職した訪問看護ステーションは、理学療法士の方が立ち上げたステーションで、リハスタッフが多い職場でした。

したがって、状態観察もしながら、リハビリが必要な方の訪問が多かったです。

もちろん、それだけではありません。がん末期の方や糖尿病の方、認知症の方の服薬管理などで訪問することもありました。

自分がどのような利用者さんをみたいのか、明確にしてそのステーションが自分のやりたい看護と合っているかのすり合わせをするといいでしょう。

5.1日の訪問件数と訪問形態(担当制かチーム制か)

訪問看護師の1日の訪問件数は、5〜7件です。

病棟でみる人数の半分程度ですが移動時間があるため、7件の訪問がある日は忙しいスケジュールとして考えられます。

また、1日の訪問件数とともに移動時間や移動距離も確認しておきましょう。

訪問件数が4〜5件だったとしても、車移動で30分以上かかることがある場合、5件目をまわるときには、夕方になっていることも多いです。

そして、ステーションのやり方が担当制かチーム制かも確認しておきましょう。

訪問看護ではどちらもメリットデメリットがあります。

ただ、やり方に対して向き不向きがあるので、自分がどんな看護をしていきたいかなどを考えて決めていく必要があります。

6.情報の共有や書類業務の時間

訪問看護では、病院勤務のように常に事業所にいるわけではないため、日によってはこの人とは今日1日も会わなかったということも珍しくありません。

しかし、オンコールなどの対応があるため訪問したときの情報共有が必要です。

最近は訪問看護師が、スマホやタブレットをもって訪問しているところも多く、その記録での情報共有をするところもあります。

しかし、訪問看護ステーションによっては、1人に1台与えられているところばかりではありません。

したがって、LINEのグループなどを使って、利用者さんの訪問時の状況など報告しあうところもあります。

その報告が、業務内に出来ればいいですが、時間外に行わなければいけないところも多いので、確認しておきましょう。

また、訪問看護では毎月書類の提出があります。この書類の作成も、時間外に行うようになってしまうことがあるため、訪問件数などと合わせて確認しておくといいでしょう。

まとめ

項目詳細
オンコール体制について確認訪問看護ステーションの多くで取り入れている。
オンコールの体制や手当は事業所によって異なる。
休日の日数年間休日数は事業所によって異なる。110日以上が望ましい。
育児との両立を考える場合は120日程度あるステーションが安心。
ステーションの規模について確認訪問看護の忙しさはステーションの規模によって変わる。
小規模の場合、スタッフの負担が大きくなる可能性がある。
利用者の特性ステーションごとに得意とする分野が存在。
自分がどのような利用者を見たいかを明確にすることが重要。
1日の訪問件数と訪問形態1日の訪問件数は5〜7件が一般的。
移動時間や距離、担当制かチーム制かも確認が必要。
情報の共有や書類業務の時間訪問看護では情報共有が重要。
スマホやタブレットを使用する場所もあるが、事業所によってはLINEなどでの報告が必要。

今回は、訪問看護師として働くためのステーション選びについて、解説してきました。

訪問看護師への転職を失敗しないためには、自分が訪問看護師としてどのような働き方をしたいのか、どのような看護がしたいのか見つめなおしましょう。

そして、理想の働き方ができる場所か見学や面接時に、確認していくことが大切です。

追記

2023年8月30日更新

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