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訪問看護ステーションのオンコールとは?緊急時の対応や出動についても解説

訪問看護ステーションのオンコールとは?緊急時の対応や出動についても解説

今回は、訪問看護にはつきもののオンコールについて解説していきます。

訪問看護でのオンコールについてどのようなものなのか、オンコール当番の頻度や手当てなどについても解説していきます。

今回の記事が、訪問看護師として働こうと思っている方の不安解決に少しでもお役に立てれば嬉しいです。

1.訪問看護のオンコールとは?

訪問看護では、オンコールというものがあり24時間365日、利用者の急変などに対応できるように、訪問看護師が交代でオンコール用の携帯電話を持ち、利用者の急変などに備えておく体制です。

どのくらいの頻度で担当になるかは、後ほど詳しく解説していきますが、オンコールの緊急電話を持つ期間としては、ステーションによってそれぞれ違います。1〜3日ずつ交代で持ったり5〜7日で持ったりと様々です。

また、日中の対応もステーションによって違います。

オンコールを持った人が緊急の連絡がきた利用者の対応をするところもあれば、日中は緊急電話を事業所に置いておき、事業所もしくは担当者の携帯に連絡をもらい基本的には担当者が対応する場合があります。

また、担当者が難しい場合は代わりに他の人が対応するなど対応の仕方も様々です。

2.訪問看護でオンコール当番の頻度

オンコール当番の頻度としては、3〜7回/月と様々です。

これは、ステーションのやり方によって回数は、変わってきます。

その理由としては、ステーションによってオンコールに対応できる人数が違うからです。

オンコールに対応できる人数が多ければ多いほど、ひとりが持つ回数や期間は少なくなり、負担も減るでしょう。

オンコール当番の電話を持つ期間としては、1〜3日程度ずつの場合と5〜7日程度ずつの場合が多いです。

オンコール当番の日は、夜もいつ電話が鳴るかと気持ちが落ち着きません。

したがって、オンコール当番の1回の期間が長ければ長いほど、気が休まらない日も長くなり、疲れも溜まりやすくなってくるでしょう。

この部分でオンコール当番が大変という人もよく見かけます。

ただし訪問看護では、常勤での勤務の場合オンコールが持てないと、採用してもらえないところが多いです。

したがって、訪問看護師として常勤で働こうと考えている場合、オンコールの頻度や方法は事業所によって違うため、自分が持てるオンコール当番の方法にあった職場を選ぶ必要があります。

電話が鳴ったときには必ず出動する必要はあるの?

オンコールで気になるところが、出動のところです。

実際、電話が鳴ったら必ずご自宅に訪問しなければいけないのか、というところになります。

これに関しては、必ず出動する必要はありません。

電話越しに状況を聞いて、電話での指示だけで大丈夫であれば、それで終わります。

しかし、状況によっては出動する必要があったり、話を聞くだけでは様子がよくわからない場合は、実際にご自宅に訪問してご様子を伺います。

したがって、いざというときには出動できるようにしておくことが必要です。

土日にオンコール当番になった場合、ずっとご自宅で待機しておく必要はありません。

買い物に出ても問題はありませんが、オンコールの携帯電話は常に持ち歩いておく必要があります。

そして、出動しなければいけなくなった時に備えて、遠出はできません。

3.訪問看護のオンコール手当はいくら?

オンコール手当としては、約1,000円~4,000円と幅があります。

また、土日祝日に担当した場合、平日に担当したときの手当よりも高く設定しているステーションが多いです。

また、出動したときにはその手当ももちろんつきます。

出動が発生した場合、60分あたり約2,000円〜5,000円が相場となっています。

また、オンコール当番後にはお休みがあるのかということも気になりますよね。

オンコール当番後の代休については、6割近くのステーションで保障がないのが実情です。

したがって、オンコール当番の翌日の出勤は、翌日の訪問スケジュールや出勤職員の状況によっては代休や出勤時間の配慮がある場合がありますが、概ね次の日は通常出勤をすると思っておいた方がいいでしょう。

私は2か所の訪問看護ステーションに勤めていたことがありますが、どちらもオンコール当番後の代休はないステーションでした。

参照:訪問看護ステーションにおける24時間対応体制に関する調査研究事業

4.オンコール当番のためにすべての利用者を把握しておく必要はない

オンコール当番で不安なのが、担当でない利用者から緊急の連絡がきたときの対応です。

普段の様子などが分からない分、状況の把握ができるか不安になる方も多いでしょう。

しかし、最近のステーションではスマホやタブレットなどで電子化された記録になっています。

したがって、オンコール担当になったときにはそのタブレットを持ち帰り、必要な時にはそこから情報収集ができるようにしている事業所も多いです。

また、グループラインで情報共有している事業所も多いので、そのようなところから情報を拾って対応していくことが可能です。

それでも不安な場合は、オンコール当番前に注意しておくといい利用者などを確認しておき、対応方法などを確認しておくといいでしょう。

5.まとめ

今回は、訪問看護ステーションでのオンコールについて解説してきました。

訪問看護でのオンコール当番が不安で、訪問看護師になるのを迷っている人も多いでしょう。

オンコールはメインの人が対応中で、あらたな対応が難しいときのために、予備の人がいます。

はじめのうちはひとりで判断しないで、予備の人に確認して徐々に慣れていけば大丈夫です。

誰でもはじめは不安でオンコール当番の携帯電話を持っている時には、緊張しっぱなしという人も多いです。

実際、私もそうでした。

しかし、対応していくうちに対応になれてきます。

オンコールの対応については心配なことも多いですが、訪問看護は魅力的なこともたくさんあります。

したがって、ぜひ訪問看護師に挑戦してみてください。

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