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リハビリ病院と訪問看護ステーションの業務の違いは?理学療法士6年目の私が違いを説明します。

リハビリ病院と訪問看護ステーションの業務の違いは?理学療法士6年目の私が違いを説明します。

リハビリの仕事の中でも病院や施設、訪問看護ステーションはそれぞれ違います。訪問リハビリへの勤務を視野に入れている方は特に、訪問リハビリと病院のリハビリがどう違うのか知っておきたいですよね。

この記事では、それぞれの仕事やプライベートの違いを私の経験から話します。よろしければ参考にしてみてください。😊

1. 病院と訪問リハビリの違いまとめ

 訪問リハビリ病院のリハビリ
1日でリハビリする単位数12~16単位20単位前後
移動時間20分~30分5分以内
カルテの業務支給されたiPadでカルテ記入する病院でカルテ記入する
担当患者の人数30~36人急性期約34人
回復期約9人
情報収集医療情報が少ないことがある
生活や家屋状況は分かりやすい
医療情報を得やすく、医師にも相談しやすい
家族や生活の情報を得にくい
休日週2日曜日固定  祝日出勤月に9日シフト制
回復期は祝日出勤
残業時間直行直帰で早い残業30分~1時間
病院の平均年収400万円との年収の比較訪問リハビリは病院の平均年収のプラス80万円
訪問リハビリと副業をすると病院の平均年収のプラス120万円ほど
私の病院は平均よりプラス40万円
病院は副業禁止が多い
計画書作成業務担当患者が多いため作成に時間がかかる
iPadでいつでもできる
病院で作成する
カンファレンスやサマリー作成頻度は少ない月に数回ある
勉強会実施している訪問事業所はある月に数回実施している病院が多い
職員履歴中途から来ている人が多い新卒から勤めている人が多い
機器や道具自宅にあるものを使用させてもらう設備されている病院が多い
リハビリの治療内容の傾向慢性疾患に対する治療が多い受傷や術後の疾患に対する治療が多い
リハビリ環境自宅でご家族様が付き添うことが多い
生活指導や環境設定がしやすい
院内で安全な環境でリハビリができる
他スタッフにも相談しやすい

2. リハビリの環境の違いについて

患者様の状態の違い

病院の急性期の患者様は、受傷や術後で落ち着いていない状態。回復期の患者様は、状態が落ち着き積極的にリハビリできる状態。一方で訪問リハビリの患者様は、退院直後や普段の活動量が低下した状態が多いです。

しかし近年はコロナや国が早期退院を促している影響で、ADL獲得に向けた回復期レベルの患者様が自宅に退院して訪問リハビリをされることが多くなっています。徐々に訪問リハビリの患者様の傾向が変わってくるかもしれませんね。🤔

リスク管理や対応の違い

病院や訪問に関わらずリハビリを実施する際には、バイタルチェックをしながら急変や転倒に注意します。私が病院から訪問リハビリに転職する時は、訪問リハビリでは自立度の高い人が多くなるのでリスクが減るように考えていました。

勤めてみると実際は、訪問リハビリ中に患者様が急変や転倒した場合、医師や看護師にすぐに対応してもらうことができません。なので、しっかりとしたバイタルチェックや服薬管理、転倒リスクの管理などが求められます。

私は患者様のバイタルや服薬のことでわからないことがあるとすぐにベテランの看護師さんに連絡してどうすべきか指示がもらえます。リハビリと看護師さんでダブルチェックをして判断するので、私も安心して対応できます。😊

ご家族様との関わりの違い

病院ではリハビリスタッフがご家族様と関わることが少ないので、患者様の日常生活やご家族様との関わりをほとんど知ることなく退院されます。訪問リハビリでは患者様のご自宅に行くと、ご家族様が同席されていることが多いです。

私が訪問リハビリでご家族様と関わりが多くなって気付いたことは、ご本人様がリハビリを求めていなくても、ご家族様の負担になっていることがあるということです。なのでご本人様とご家族様のどちらにも、普段の様子の話を伺うようにしています。

ご家族様から「いつも危ないって言ってるのに、こうなんです!」「普段はもっとこうなんです」というように話をたくさん聞いて欲しい方もいます。😅そしてトレーニング中は「もっと頑張って歩いて」「全然お尻上がってない」など、私たちよりもご家族様の方がスパルタなことが多いです。

私は患者様だけではなくご家族様との関わりが増え、自分の役割がさらに広がり、仕事のやりがいをより持てました。😁

3.ライフスタイルの違いについて

残業や休みの違い

まず残業について、病院ではリハビリ終了後にカルテや資料作成業務、勉強会があります。私の場合はカルテ記入をスタッフルームのパソコンで行い、また資料作成などはその後に行う事が多かったです。

勉強会がある日は、さらに時間が押します。😅病院勤めのころは30分から1時間の残業をしていました。訪問リハビリでは、カルテや資料作成は支給されたiPadで記入します。なので自宅に帰ってから記入することができ、私にとってはとても快適になりました!事務所にパソコンがあるので、そちらで作業したい方は書いてから帰ることもできます。

また、訪問リハビリは最後のリハビリが終わるとまっすぐ帰宅することができたので、私は帰ってからカルテ記入していました。訪問に転職してから私は、17:30ぐらいに家に着くことができ、ほぼ残業はなかったです。仕事終わりでも予定を入れやすく、習い事や外食もできます。😁

休みについて、病院ではシフト制でしたが訪問リハビリは私の場合は土日休みです。祝日は病院も訪問事業所も場所により異なると思います。私の場合は祝日出勤でした。病院と訪問リハビリのどちらも休みが月に8日〜10日、有休が11日〜13日です。休みはあまり違いはないところが多いです。

職場の人との関わりの違い

私が勤めていた病院は総合病院で規模が大きかったので、リハビリスタッフの人数は50人以上もいました。新卒入社が多く20代30代が多く年齢も近いので、プライベートでも良くご飯や遊びに行くことが多かったです。また、院内全体の同好会があったのでバレーボールやバーベキューなどに参加でき、コミュニティの場が豊富にありました!

訪問リハビリでは、セラピストは10人以下で少人数。中途で入社する方が多いので年齢が20代~40代と様々です。訪問リハビリは基本単独行動なので、同僚や先輩と顔を合わせない月もあります。会うたびに「久しぶりですね!」というような感じです。

私の職場はリハビリの先輩も看護師さんも良い人たちばかりなので、なんでも相談でき人間関係の悩みはなかったです。しかし病院と比較すると、プライベートで関わるようなことは多くないかもしれません。

職場の人間関係で求めるものは人それぞれで、病院勤務でも職場の人とプライベートで分けたい方もいますし、職場でもプライベートでも仲良くしたい方もいますよね。私が思うにリハビリ職の人は根が良い人がほんとに多いと思うので、病院でも訪問でも人付き合いは自分にあった関わり方で大丈夫でしょう。

お給料の違い

お給料は都道府県によっても平均が変わってくると思いますが、私が勤めていた病院は理学療法士にしてはお給料が良い方でした。訪問リハビリでは、月のお給料が上がる代わりにボーナスは病院より少ないです。

しかし年収でいうと訪問リハビリの方が高いです。私の訪問看護ステーションは副業が可能なのでさらにお給料を上げることができ、週1回バイトに行っていました。病院に勤めていた時代とお給料を比較すると月10万円上がっていました。✨

私が勤めている訪問看護ステーションは訪問事業所的には平均的なお給料のところなので、もっと高いところはたくさんあります!役職につくとこれよりさらにアップします。😊

4. まとめ

病院のリハビリと訪問リハビリの違いはいかがでしたか?訪問リハビリについて少しでも理解が深まれば嬉しいです。😊

病院や訪問看護ステーションによってかなりシステムや環境もそれぞれ違うので、どのような訪問リハビリがあるか調べたり問い合わせて見ることをオススメします!

  • コラムカテゴリー : リハ

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