COLUMN
コラム介護職に就きたいけどどのような働き方がいいのだろうか・・・と悩んでいる人もいると思います。
働き方としては、正社員・パート、または派遣社員などがあります。
近年、派遣という雇用形態で働く人が増えていますが、その理由として『正社員よりも派遣社員のほうが働きやすい』『派遣社員の方が稼げる』『自分のライフスタイルに合わせて働ける』など派遣のメリットが注目されているからです。
しかし一方で「正社員・パートは知ってるけど、派遣社員ってよく聞くけど実際どんな働き方なのかわからないな」という人も意外と多いのです。
そこで今回は、派遣で働く(介護職)について派遣社員のメリット・デメリットなどをお伝えしたいと思います。
派遣で働こうと考えている人の参考になれば幸いです。
正社員・パートと派遣社員の大きな違いは雇用主です。正社員・パートは勤務先の企業(施設)が雇用主で、給料は勤務先企業(施設)が支給します。
一方、派遣社員の雇用主は派遣会社になりますので、給料も派遣会社から支払われます。
勤務先は派遣された職場ですが、業務内容以外のことは派遣会社に問い合わせします。
例えば、勤務時間や日数、給料、有給、福利厚生のことなど契約内容に関することは派遣会社の担当コーディネーターに相談しましょう。
正社員・パートは本人が退職するまで期限がなく、定年まで勤められる「無期雇用」ですが、派遣社員は3ヶ月・6ヶ月など期間を決めて働く「有期雇用」になります。
同じ職場では上限3年まで契約更新できますが、これは派遣先企業(施設)と派遣社員が合意したときのみです。
近年の派遣社員の増加を見てもわかるように、派遣には多くのメリットがあります。
正社員やパートの就職・転職では、自分で求人を探し面接で希望条件を交渉しなければなりません。
一方、派遣では担当コーディネーターに希望を伝えるだけで条件に合った職場を探してくれます。
例えば、「週3日勤務」「3ヶ月だけ」「夜勤なし」など、自分の都合で働くことができます。
一般的に介護職は給料が低いといわれていますが、介護派遣の時給の相場は比較的高くなっています。
派遣先の人事評価によっては、昇給やボーナスがある派遣会社もあります。
給料の支払い方法も、日払いや週払いなど様々な方法があるので、支払い方法の希望がある場合は派遣会社を選ぶ際にチェックしましょう。
「週4日の一日5時間」や「夜勤専従」など、自分のライフスタイルに合わせて勤務時間・日数を決められるのでプライベートの時間を確保しやすくなります。
そのため、家事・育児との両立や、ダブルワークなども派遣社員なら可能です。
派遣社員は、3ヶ月・6ヶ月など就労期間が決まっているので、短期間でいろいろな職場を体験することができます。
特養、有料老人ホーム、グループホームなどの入居施設から、日帰りの介護サービスを行うデイサービス、自宅を訪問する訪問介護など介護業界にもさまざまな職場があり、業務内容も異なりますので、いろいろ体験して自分の向き不向きも把握できます。
また、短期間で多くの経験値を得られるのでスキルアップにも繋がります⤴
派遣社員は多くのメリットがありますが、多少のデメリットもあります。
一般的に派遣社員にはボーナス支給はありません。
高時給のため月収には満足してもボーナス時期になるとモチベーションが下がる人もいるようです⤵
少数ですが、派遣先の人事評価によってはボーナスが出る派遣会社もあるので、探してみるのもいいかもしれません。
しかし、不景気の時代にあっては、正社員でもボーナスが出ないこともあるので、どちらがいいとは言えません。
やはり「派遣だから」という理由で責任ある仕事より『誰でもできる仕事』を任される可能性があります。
資格があれば任されることも多くなるので、無資格の人は資格取得も視野に入れるといいかもしれません。
「派遣社員」の文化、認識が薄い職場では、派遣社員はアウェイ感が強く、なかなか職場に溶け込めないこともあるようです。
人間関係が面倒な人にとっては働きやすいと思いますが、職場で仲間を作りたい、信頼関係を築きたいという意識が強い人には向かないかもしれません。
介護派遣のメリット・デメリットをお伝えしましたが、あくまで一般的なことであって、派遣という働き方は人によって向き不向きがあります。
また、派遣会社によってもシステムや内容が違うので、自分がどんな働き方をしたいのか、どうなりたいのかなど熟考して決めることをおすすめします。
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