COLUMN
コラム24時間体制の介護施設では、早番・遅番・夜勤の3交代制か日勤(中番)が入った4交代制が一般的です。
介護施設はシフトが4つあるので、自分の働きたい時間に合わせて選べるのは仕事探しの上でとても魅力的だと思います。
これから介護職に就きたいと思っている方は、「介護職ってどんなの?」という疑問や「介護職って大変?」という不安や心配があると思います。
元介護士の筆者がこれまでにグループホームの日勤編、夜勤編をご紹介してきましたので、今回は早番について業務内容や早番のメリット・デメリットなどを分かりやすくご説明します。
ぜひ、就職・転職の参考にしていただければと思います。
時間ごとの仕事の流れ【業務内容】
夜勤職員と申し送りをして、状況に応じて朝食の準備または起床介助の手伝いをします。
順番に居室を回り声かけをします。必要に応じて起き上がり介助をします。
自立している利用者は、声かけをして各自トイレに行っていただき、必要な方には排泄介助・更衣介助をします。洗面・更衣が終わった方から席に誘導します。
順番にバイタルチェックをして、全員席に着いたら朝食配膳します。
できる限り自分で食べていただきますが、必要な方は介助します。
食べ終わったら、間違いのないように注意しながら服薬していただき、口腔ケアをします。
下膳し、食器洗いなど片付けをしたら、洗濯・掃除をします。
動ける利用者は、声かけしながら一緒に手伝っていただきます。
利用者のレベルに合わせて、ストレッチやラジオ体操、ボールやタオルを使った軽い運動を行い、身体機能の低下や脳機能の低下を予防します。
運動が終わったら、ひと休みです☕お茶、コーヒーを配り、レクの用意をします。その間に早番職員は入浴準備をします。
グループホームは1ユニット9人なので、1日に3人ずつ入浴を行う所が多いようです。入浴以外の利用者は中番、遅番職員とレクリエーションを楽しみます。
昼食前にトイレ誘導し、全員が席に着いたら配膳します🍲
食事が終わった利用者から服薬介助・口腔ケアをします。
昼食が終わると、リビングでテレビを見たり、居室に戻りお昼寝をしたり、各々自由に過ごします。
また、自立支援の一環として、比較的しっかりした利用者は、職員と一緒に食後の食器洗いや、洗濯物をたたむなどの家事を手伝ってもらいます。
お昼寝が終わったら、午後も軽い運動をします。
中番・遅番職員がレクを担当し、早番は利用者と話をしながら、今日の介護記録や業務日誌の記入をします。時間があれば残っている雑務を片付けます。
早番勤務のメリット | 早番勤務のデメリット | |
---|---|---|
1 | 規則正しい生活が送れる。 | 通勤手段がない場合、働けないことがある。 |
2 | 通勤ラッシュや交通渋滞のストレスがない。 | 朝が苦手な人にとって、早起きが大変。 |
3 | 16時に仕事が終わり、プライベートな時間が持てる。 | 早起きのため、夜更かしできない。 |
4 | 早番手当が支給される場所もある。 | 冬の早朝は寒く、起きるのも通勤も辛い。 |
早番勤務、みなさんもご経験があるでしょうか?
早起きはちょっと大変かもしれませんが、規則正しい生活ができるのは魅力的です。さらに、朝のラッシュを避けられるのは本当にストレスフリー✨ そして、16時にはお仕事終了!夕方の買い物やちょっとした用事もスムーズにこなせちゃいます。
おまけに、早番手当てももらえるところがあるなんて、嬉しい限りです。
ただ、すべてがメリットばかりではありませんね。特に冬の早朝はちょっと…そして、朝がちょっと苦手な方には早起きはハードルが高いかも。でも、慣れると体調も良くなるかもしれません。
早番のメリットは分かっていただけたと思います。
お子さんがいる人は難しいかもしれませんが、これから介護職に就こうと考えている人は、一度早番勤務を経験してみてください。
最初は辛いと思いますが、慣れてしまえば早起きは気持ちよく、体が軽く感じるようになると思います。
食欲も増して、食事がより美味しく感じますし、夜は寝付きも良くなり質の良い睡眠が取れるようになります。
結果、お肌の調子やお通じも良くなって、健康的な体で毎日を過ごすことができるのです。
働くならイキイキと笑顔で働きたいですよね!
特に介護職は元気と笑顔が大事な職業ですから、体調管理がとても大切です。自分が健康でなければ人のお世話はできないですからね。
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